公立の保育園で働く方がいい?私立の保育園より保育士の給料の平均額が高い3つの理由

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賃金構造基本統計調査により公立の保育園と私立の保育園では保育士の給料が大幅に違うことが分かっています。

公立の保育園で働いている保育士の給料の平均額は約33万円。

私立の保育園で働いている保育士の給料の平均額は約23万円。

同じ保育士でも約10万円も違うとやはり公立の保育園で働きたいと考えてしまうでしょう。

ここではなぜ公立の保育園で働いている保育士の方が給料の平均額が高いのか理由を挙げていきますので基礎知識として覚えておきましょう。

昇給率が高い

公立の保育園で保育士として働いていると公務員扱いとなります。

公務員は年功序列制度を採用していますので年齢を重ねていけば給料も上がっていきます。

私立の保育園は給料の制度が曖昧になっていますので給料がそれほど上がらないことが多いのです。

昇給率が低くなってしまい公立の保育園とも差が出てしまうのです。

特に年齢を重ねるごとに差が大きくなってしまうため若い頃は気づかない人も少なくありません。

保育士の平均年齢が高い

公立の保育園で働いている保育士の平均年齢は40歳。

私立の保育園で働いている保育士の平均年齢は33歳。

公立の保育園で働いている保育士の平均年齢の方が7歳も高いことが調査で分かっています。

公立の保育園は年功序列制度を採用しているため保育士の平均年齢が高いと給料の平均額も比例して高くなります。

平均年齢が高いのも公立の保育園で働いている保育士の方が給料の平均が高い理由の一つです。

雇用形態も影響している

公立の保育園で働いている保育士の雇用形態は基本的に正社員が多いです。

しかし私立の保育園で働いている保育士は契約社員、パート、アルバイトなど雇用形態がさまざま。

非正規雇用だと待遇が良くありませんので給料の平均額も下がってしまいます。

最近では結婚や出産などで復職をしている保育士が増加傾向。

公立の保育園で働いている保育士の方が給料の平均額が高いのは雇用形態も少なからず影響していると言えるでしょう。